本学園は1947年に岩手洋裁専門学院として産声を上げ、1961年には高等学校が専修大学の附属高校となりました。これを機に、学園の建学の精神を「報恩奉仕」としました。これは専修大学の創立者たちが国等の援助で留学し、アメリカで得た法律・経済の知識を日本に根付かせ「恩に報いよう」と1880年に専修学校を創立したことに由来しています。専大北上高校では、本年70周年を迎えるにあたり、「学び」「環境」「マインド」の改革を掲げ、社会人として必要な知識を学び身に付け、さらに部活動を行うことで活気ある高校生活を送ることを目指しています。コロナ禍によって部活動は大幅に制限されましたが、軟式野球部は東北大会で夏秋連続優勝をし、女子サッカー部は東北大会準優勝など優れた成果を上げています。専大北上高校が継続的な存続をめざし、特別進学コースで優秀な生徒を受け入れるために入試制度を改革し、新校舎建築などで学習環境刷新に努めます。本学園は、乳幼児に対する教育、高校生に人生の学びの場を提供し、専門学校で専門職に修学するという意識の高い学生を育てることで、教育機関として、今後も市の発展とともに成長し続け、岩手県や北上市を支える人材づくりをします。 （2021年1月1日付岩手日報　「県内80人トップインタビュー」に掲載）